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看護師の自己PR方法。会社は履歴書のどこを見る?

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看護師さんが誰しも経験するであろう転職活動と就職面接。誰しもが履歴書と職務経験書を書いて面接を行う病院や施設に持って行ってみたり、又は履歴書と職務経験書を郵送し面接日の指定連絡が来た経験が有ると思います。面接日の指定の連絡が来ると「ヤッタ!面接は頑張らないと!」と気合いが入りますが、履歴書と職務経験書に目を通しただけで不採用になるケースもあります。面接官や雇用主は履歴書や職務経験書のどこを見ているのでしょうか。そこで、看護師さんの正しい自己PR方法、履歴書と職務経験書の書き方をご紹介いたします。

間違えた履歴書の書き方

履歴書を書く事は、誰しもが緊張します。何度も書き直して完璧に完成させた履歴書を提出する人が多いです。しかし、完璧だと思っていても間違えた履歴書の書き方で不採用になってしまう事があります。

誤字を修正テープで消している

これは、常識的にしてはいけない事です。履歴書を見て「汚い」と思われてしまいます。履歴書は初め鉛筆で下書きをしてからボールペンで清書してください。

長所や短所の記載が無い

 

面接官や雇用主は、履歴書を送った看護師さんの性格を見ている事が有り初め履歴書の長所・短所を記載する欄を見ます。しかし「経験やスキルを書けばいいだろ」と言う考えを持ってしまい空欄にした状態で履歴書を提出してしまう看護師さんもいます。こうなってしまうと「履歴書は手抜きか?」「どんな看護師さんか知りたいのに残念だ」と面接官や雇用主に思われてしまいます。

趣味・特技の記載が無い

これも、長所や短所と同様に面接官や雇用主が見る部分です。「何故、見るのか?」「仕事と関係ないじゃない?」と思う人が多いです。ある雇用主から「従業員一人一人の趣味や特技を見る事は、仕事が休みの日にどのような気分転換をしているのか?リフレッシュ出来ているのか?確認している」と話された事が有ります。過労やストレスを発散出来る趣味や特技が有るか面接官や雇用主は確認のつもりで見ます。又、趣味や特技の話を面接の時にされる事が有ります。リラックスして面接を受ける事が出来る話題づくりのために、趣味や特技の欄は記載する事で好感度が上がる事が有ります。

目標や志望動機欄が短文であったり空欄

志望動機を書かないで履歴書を出す事は、面接官も雇用主も「何で志望したの?」と首を傾げたくなります。又、「お金が欲しい」「働きたいからです」と短文な志望動機を書いた履歴書を見たことが有ります。「小学生のような志望動機だな」「社会人として非常識」と思われてしまい不採用になっていました。確かに働きたいし、収入は誰しも欲しいです。ですが「自分が何故この会社で働きたいのか?」「入社したらどんな事して行きたいのか?」を記載する必要が有ります。

履歴書の写真が清潔感が無い・非常識な写真

やはり人は第一印象が大切です。写真を見る事で面接官や雇用主に「真面目な雰囲気」「頑張ってくれそうな感じがする」と思わせる事が大切です。顔写真撮影は面接前の訓練だと思って下さい。スーツを着て髪が肩までつく場合、髪をまとめて結んで写真撮影を行いましょう。非常識な写真(ペットや恋人と一緒)や家族写真を切って貼って送る事はしないようにしましょう。

間違えた職務経験書の書き方

職務経験書の省略

履歴書と一緒に書く職務経験書。これは、自身の経験やスキルを書く大切な書類です。「短い期間働いて辞めた会社が有るから書きたくない」「何で辞めたの?と聞かれないか?」と不安になって省略して書いてしまう人もいますが省略する事で自身の経験やスキルをアピール出来なくなってしまいます。折角経験し身に付けた事です。きちんと省略せずに記載しアピールしましょう。

間違えた就職面接

履歴書等の書類選考が通れば、次は「就職面接」です。しかし、面接で上手く自己PR出来ずに不採用になってしまうケースが多いです。

面接にふさわしくない服装

就職面接はオシャレをして行く場所では有りません。又、面接官や雇用主がわざわざ時間を作って面接を行ってくれます。きちんとした格好で面接に臨む事が大切です。私服やジャージは厳禁です!

面接時間に遅刻

面接官や雇用主は、きちんと面接の日時を指定しています。遅刻をせずに面接に行く事は常識です。遅刻する際は事前に連絡を入れる事が大切です。

面接で聞かれても緊張して答えられない

面接官や雇用主の質問に緊張し答える事が出来ないケースは多く看護師の就職面接だけでは有りません。しかし、よく考えてみてください。きちんと質問に答える事が出来ないと自己PRにもなりませんし自身を知ってもらえずに面接が終了してしまいます。

面接の時間を確保して頂いた感謝が無い

面接の時間を確保する事は、とても難しい事です。面接官や雇用主は仕事をしている人です。つまり仕事の合間に面接を行ってくれる事になります。感謝の心はきちんと持つことが重要になります。

正しい就職面接の受け方

面接へ行く際の服装は必ずスーツ

面接に行く際は必ずスーツです。アクセサリーは控えめに腕時計だけにしておきましょう。

面接会場に到着したら感謝を伝える

面接の時間の確保と履歴書に目を通して頂けたことに感謝する必要があります。「今日は、面接の時間を作って頂いてありがとうございます」「よろしくお願いします」と挨拶をした際に感謝を伝えましょう。

緊張せずに質問されたことに答える

質問をすると言う事は「あなた自身を知りたい」「興味が有る」と言う事です。それは、自身に関心が有ると言う事なので緊張せずに質問に答えて行きましょう。

仕事への思いや今までの経験、趣味や思い出を話す

今まで経験して来た事で勉強になった事や趣味、又は学生時代の思い出や部活動について聞かれる事が有ります。自身をアピールするチャンスです。「私は、学生時代に陸上部でした。体力には自信が有ってスポーツが好きです」や「英会話を趣味で習っています。海外の人と話す事も好きです」や「以前勤めていた施設で身に付けた高齢者とのコミュニケーション技術を更に向上させたい」等、自身がして来た事にプラスして目標も話せるようにしておくと良いでしょう。

※間違えた自己PRは厳禁です!

「私は、私は」等、自身ばかり話さないように気を付けましょう。

会社の事や面接官や雇用主とも顔を合わせたばかりで何にも知らないのに「貴院のスキルアップを図りたい」や「私は貴院に必要な人材だと思います」等の自信満々な発言はマイナスになってしまいますので辞めましょう。

 

身に付けた看護技術アピールについても、当然看護師なら身に付く事が出来ることはアピールしないで下さい。採血、傷や褥瘡の処置、点滴、診察介助、排泄介助、食事介助、痰吸引等は看護師の殆どが当然のように身に付けている技術です。看護師の殆どが出来る事をアピールされても雇用主や面接官は「この看護師さんは個性が無いのかな?」と思ってしまうかもしれません。看護技術に関しては、職務経験書に記載するので、面接では自身の個性をアピールして下さい。

給料面や勤務開始日について聞かれたら

給料面の話になると採用にググッと近くなります。「面接の際に、以前勤めていた会社の給料明細を持参して下さい」と言う病院や施設有ります。給料を比較するためです。給料明細は面接時に持参した方が良いでしょう。

勤務開始日に関しては、自身が無理をしないように余裕を持った日を指定して下さい。もし「この日から出勤して欲しい」と指定された場合は、余裕を持って準備をする必要が有ります。引っ越し等が必要になれば病院や施設に、引っ越しの件を話しおく必要が有ります。

面接が終了したら、初めと同じ感謝を伝える

面接が終わった後は、きちんと感謝を伝えます。「また感謝しないといけないの?」「面倒くさい」と言う気持ちでは駄目です。よく考えてみてください。あなた自身の面接で10分以上時間を確保して頂いたんです。面接官や雇用主は行う業務が有ったはずです。その仕事の合間に面接をして頂いた事は有り難いことなのです。帰り際に「今日は、本当にありがとうございました」とお礼を言い退室しましょう。

採用の連絡が来た場合は、感謝を伝える

面接終了後に採用の連絡が電話やメールで来た場合は、きちんとお礼の挨拶を行い入社の準備を開始しましょう。

就職面接で緊張しない方法

誰しもが緊張してしまう面接。面接での緊張対策方法を持っている人は結構います。まず緊張状態になってしまうと人は「心臓の鼓動が早くなる」「心臓が高鳴る」「頬が赤くなる」「汗が止まらなくなる」「手足が震える」「声が震える」と言う症状が現れます。緊張したくないと考えれば考えるほど人は緊張してしまいます。つまり「緊張する」→「焦る」→「更に緊張する」の構図になります。すぐにでも緊張を取りたい場合は次の方法を行ってみましょう。これは、私自身も看護師研究発表時に緊張を和らげた方法でもあります。

深呼吸をする

 

心臓の高鳴りが早くなる場合、心臓のリズムを整える必要があります。深呼吸をする事で、脳への酸素が多く送られ落ち着いて物事を考える事が出来るようになります。気持ちを落ち着かせるには深呼吸が一番です。

軽く腕や膝の屈伸運動を行う

緊張してしまうと、体も当然緊張してしまいます。腕や膝を伸ばす軽い運動をする事で体の緊張が無くなります。面接会場の見えない場所で行ってみましょう。

好きな人を想像する

面接中に恋人の事を考えてもいいと私自身思います。「この面接が終わったら、すぐに連絡して・・」と想像していると面接から自然と意識が離れますよね。恋人以外にも好きな芸能人やアニメや漫画の好きなキャラクターを想像しても良いと思います。

面接事態を客観的に見る

この面接がダメで世界が滅亡するわけでもありません。私自身は就職面接と国会中継を比べて客観的に見る事が有ります。国会中継を見ると議員さん達が強い口調で質問されて答えても、また強く返されます。それに比べて就職面接は質問されてもキチンと答えれば聞いてもらえて強い口調が無いです。面接で緊張している事に対し「ちっぽけな人間だな」と思ってしまいます。緊張している事がバカバカしくなって来るかもしれません。

過度な期待はしない。「駄目だったら次へ」と言う考えを持つ

「この面接には自信がある」「この面接に落ちるわけがない」と人は完璧主義者で理想を高く持ちます。それがかえって緊張の原因になってしまいます。又、面接に落ちてしまった場合は立ち直るまで時間が掛かります。過度な期待はせずに「受ければ運がいいな」と思いながら面接を受けましょう。面接が落ちてしまったら、落ち込んでいる暇は有りません。落ち込んで時間を置いてしまうと良い求人が無くなってしまうケースが有ります。「落ちたら次へ」と言う考えを持ちましょう。

「緊張しています」がかえって好印象になることも

よく面接官に「大丈夫?緊張していますか?」と聞かれていた事が有ります。ここで「緊張していません」「緊張はいつもしてます」と言う言葉は禁止です。「第一志望の会社の面接なので、緊張しています」と「第一志望の会社」と言う言葉を入れるだけで好印象になります。笑顔で面接の際に話してみると良いでしょう。

面接官を野菜やロボットだと思う

 

2~3人の面接官にジーッと見られると、「視線が怖い」と目を逸らしてしまう事が多いです。目を逸らす事は話す気が無いと思われてしまいます。目線を合わせて質問に答えて行きましょう。又、面接官をカボチャや人形やロボットだと思ってもいいのです。そう思う事で緊張が軽減されます。

面接官と馴染んでしまおう

趣味や特技の話題を出す面接官が多いです。その場合は、笑顔で楽しんで話しましょう。面接官が「この看護師さんは、本当にこの趣味が好きなんだね」「楽しそうにお話しするんだ」と好印象に思われる事が有ります。

まとめ

私自身も現在、有料老人ホーム勤務中の看護師ですが今の職場に就くまで3件の病院や施設の面接を受けて来ました。不採用となると誰でも「私は駄目なんだ」と思い落ち込んでしまいますが負けていられません。又、「あの時、面接であれを話せば良かった」と面接終了後に失敗を悔やんでいても時間の無駄です。次へ次へと求人を探して行く事が重要です。

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