「看護師を辞めてやる」「二度とこんな仕事やりたくない」と思ってしまう看護師さんは多いです。
多くは退職し別な仕事に就いている人もいれば、転職し新しい環境で活躍している看護師さんも多いです。
そこで「辞めてやる」「看護師なんて2度としない!」と言う考えが変わったキッカケと変える方法をご紹介いたします。
Contents
看護師を辞めてやると思ったキッカケ
仕事がキツイのに給料が安い
看護師には夜勤が有ります。夜勤が無くても日勤業務では、業務量が多いです。患者さんやそのご家族のケアや患者さんのカルテ作成。そして医師の診察補助。仕事の量が多くて夜勤も有り残業や医師や師長主催の勉強会への参加。研究用のレポート課題の提出。
それでも給料が大きくアップする事は無くて、疲労ばかり増えて行きます。
土日祝日が休めない
クリニックや個人病院は、日曜祝日は休みの所が多いですが総合病院や施設は休みじゃ有りません。大抵は、独身の看護師や男性看護師が出勤している事が多いです。「私だって休みたい」「友達や恋人が日曜日休みだから一緒に休みを合わせたい」と言う気持ちの人が多いです。
私自身も土日祝日は、独身看護師や男性看護師が出勤すると言う考えはおかしいと思っています。休みは平等に交替で取るべきと思っています。
同僚や上司から「看護師むいていない」等の言葉が有った
新人看護師はよく上司や先輩看護師に言われる暴言です。「看護師向いていない」「辞めたら?」「学校からやり直した方がいいよ」は指導のつもりで言っている看護師もいますが言葉の暴力です。新人看護師の存在を否定している言葉になります。
又、新人看護師や再就職して来た看護師は、その環境がまだ解らない状態です。覚えようと必死で先輩看護師や上司に沢山、解らない事を聞いて来ます。それを突き放す事や「何で解らないの!」と言う事もとても良くないです。
解らない事が聞く事が出来なくなり、萎縮してしまう新人看護師に対しても「解らない所、全然聞いて来ない!」と怒る先輩看護師もよく見かけます。
患者さんの死
自分の受け持ち患者さんが亡くなりショックで落ち込む看護師さんは多いです。特に、コミュニケーションをよく図っていた患者さんとのお別れは辛くて現実から逃げたくなる看護師さんもいます。
イジメや仲間外れ
職場の対人関係で悩む看護師さんは多いです。特に、仲間外れによる孤立が一番多いです。
私自身も、一度だけ個人病院で有りました。院長先生に相談しても私の方が日が浅いため、イジメや仲間外れをしている看護師を立てられてしまいました。
孤立してしまうと、自分自身の業務も無くなって存在事態を消されるように扱われます。白衣の天使なのにとても残念な気持ちになりますね。
「こんな職場辞めてやる!」と思ったキッカケ
未経験の個人病院への再就職
これは、私自身が経験した事です。
老人福祉施設や訪問看護師業務しかした事が無い私が技術を身に付けるため、個人病院へ再就職しました。その個人病院は眼科で院長からも「未経験なら2年かけて育てて行きたい」と言われていました。
初めは診察補助や検査業務をしていましたが、先輩看護師が仕事を教えてくれない事が多く採血業務と何故か病院の玄関掃除をするように言われて毎日していました。
最後には採血や検査の業務も無くなり掃除業務が増えて行き、先輩看護師から「役に立たない」「未経験は駄目だね」と言われて、半年でそこの眼科を退職しました。
一番悪い事は味方や相談にのってくれる職員がいなかった事でしたね。
私がその時使った看護師の転職サイト
私が使ったのは医療ワーカーというサイトなんですが、私みたいに悩みを持った看護師さんにすごい丁寧に相談にのってくれます。
ホームページ上からも細かい悩みや、解決したい問題別に、望む地域から仕事を探せるようになってたのは驚きました。
せっかく取った看護師資格だし、○○さえ変わればもっと頑張れるのに!
と思うところもあると思います。いまどうしようか悩んでしまっている人は、一度覗いてみてくださいね!
頑張りを認めてくれない上司
施設に多いオンコール体制。夜中の3時に施設に呼ばれて緊急対応をした看護師。そのまま早番業務を行った。遅番で来た上司に夜中に急変した利用者様がいた事を報告する。可能であれば有給休暇をもらいたい事も話すが上司からは労いの言葉は無く「運が悪かったね!有給休暇取る程の物なの?」と言われる。頑張りを認めない上司や先輩看護師はとても残念です。
「2度と看護師したくない!」から変わったキッカケ
溜まった有給休暇を消化して辞める
有給休暇を溜めて休めなかった看護師さんは、もう我慢しなくて良いのです。何故、我慢する必要が有るんですか?有給休暇は体調不良の時だけに使用する物では有りません。
リフレッシュして、自分自身を見つめ直して就職活動をしてみても良いと思います。
看護師じゃない職種に挑戦
「もう看護師したくない」と思ってしまったら別な職種に挑戦しても良いと思います。「あそこのコンビニ、求人出てるな」「カフェ店員とか憧れる」等、今まで就いた事が無い職種を探して見る事をオススメします。
自分磨きをする
看護師よりもレベルが高い資格を取得するために、有給休暇を使用し資格試験の勉強をしても良いと思います。資格が取れれば新しい再就職先を探す事にも有利です。
私の知り合いの看護師さんは溜まった有給休暇を使用し「アロマセラピスト講師」の資格を取得し現在、看護師を辞めてアロマセラピストとして活躍しています。看護師と言う職種だけが全てでは有りません。
「こんな会社辞めてやる!」と言う考えが変わった又は辞めて改善したキッカケ
未経験の個人病院で雑用扱いされ退職したその後
眼科の個人病院を辞めてからの私の経験ですが、結局は老人福祉施設に再就職しました。有料老人ホームで日勤のみと言う体制で給料は眼科よりも下がりましたが、仕事がしやすい環境でした。
そしてカウンセラーの資格を取っていたため、現在は老人や職員のカウンセラー業務も兼務する事になり「自分自身は必要とされている人材」と思い活躍出来ています。
先輩看護師が上司に有りもしない事を告げ口をしていて怒られたが逆に玉砕
これは、私の看護師の友人が新人時代に経験した事です。「あいさつの声が小さい」「何でもっと早く業務出来ないの?」等と強く言う先輩看護師。先輩看護師がしたミスを新人看護師に責任転嫁された事が有りました。ミスは胃瘻ボタンが破損して自然に抜けてしまっていて、朝に栄養剤を注入したのが先輩看護師だったのですが、新人看護師がした事になってしまったのです。
胃瘻ボタンが入っていた部分は既に穴が小さくなって来た状態。あきらかに朝の時点に抜けた物だと周囲の他の看護師は気付きました。上司に朝の栄養剤注入をしたのが新人看護師であると報告した先輩看護師。
上司は新人看護師を呼び出して「何でミスをしたの?」「○○さん(先輩看護師)から言われたわよ」「普段からなっていないって」と言われたら新人看護師も訳が分からなくなり泣いていましたが「何で私がした事になっているんですか?こんな病院辞めてやる!今日、帰って退職願書いてきます」と怒り話しました。上司や近くにいた先輩看護師や他の看護師が青ざめた表情をし「それだけは、お願い。退職はちょっと待って」と止めました。
そこの病院は看護師が不足していて夜勤業務に入れる新人看護師が退職してしまうと、業務が回らなくなります。いつも優しく同僚に接していた看護師の友人は、先輩看護師のイジメの的になっていたのですが初めて怒ったためイジメが無くなり、今もその病院に勤務しています。我慢せずに自己主張する事も大切です。
上司に正しい事を主張する
毎回遅刻してくる看護主任。「30分遅れます。私の業務はしなくて大丈夫だから」と病院に連絡が入り、その看護師は自分の業務を行っていました。看護主任は30分過ぎても病院に来ない。
その間に、自分の分担業務が終わって行き安心していると、看護主任から連絡が入る。「やっぱり、今日は休むから。子供が保育園行きたくないみたいなの」と休みの連絡。
分担業務が終わった看護師は慌てますよね。
看護主任の業務は一切していないのに、既に半日は経過した状態で「やっぱり休みます」発言。結局、その看護師は自分の休憩時間を削って看護主任の業務を行いました。それが何度も続いて、「休むんだったら朝に連絡いれて下さい!いい加減にしてください!」と看護師から言われて、看護主任は朝に休みの連絡を入れるようになりました。
いくらお子さんが体調不良でも保育所行きたくなくて泣いていたとしても、同僚に迷惑を掛ける上司は良くないと思います。間違っている事は、溜め込まずにハッキリ言いましょう。
イジメや対人関係で悩まない対策方法
同僚や先輩に対しての優しい看護師を辞める
「いつもニコニコで優しくて、勤務変更しても遅刻しても怒らない」と言うイメージの看護師さんになってしまうと「この人は何をしても怒らないんだ」と思われてしまいます。自分の意見はハッキリ言いましょう。そして、間違いに気付いても無視しないで指摘しましょう。
相手の立場に立つこと
「こう言われたら自分はどう感じるか?」と同僚と話す時に私自身も考える事が有ります。言葉は時には暴力や武器になる事も有り相手を傷つけてしまいます。相手の立場に立つことが大切です。
イジメには加担しないでマイペースに!
「一緒にイジメに入らないと、私がイジメられる」と言う考えは辞めて下さい。この考えは小学生や中学生です。つまりイジメや仲間外れをしている看護師は小学生や中学生の考えと思って下さい。そんな考えの同僚と一緒にいるよりも、イジメられている同僚や他の看護師と業務を優先して下さい。職場は学校じゃ有りません!
あまりにも酷い時は逃げても良い
対人関係の悩みは、体調不調や過労、鬱の原因にもなります。私自身も対人関係の悩みで蕁麻疹が出てしまった事が有ります。そんな場合は無理に職場に行かなくても良いと思います
。自身の体調が優先です。ある医師からも「職場はそこだけでは無い。あなたの体に優しい職場は有るから」と話された事が有ります。逃げる事は格好悪いのでは有りません。自身の身体を守る大切な行為です。
まとめ
看護師を辞めたいと思って悩んでいる人は、どう感じて頂きましたか?「資格有るんだから」「続けたら」「頑張ろうよ」とよく看護師人材派遣会社の相談員から話された事が有ります。でも、その時点で既に頑張っている看護師さんが殆どです。頑張らなくていいと私自身思います。それが、自身の健康や息抜きに繋がると思います。