絶対に失敗したくない転職活動。それはOLも専門職も変わりないですよね。看護師としても同じことが言えると思います。看護師の転職に失敗してしまう人は、なぜ失敗してしまうのでしょうか。その謎と原因を探っていきましょう
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情報収集が足りなかった場合
女性として、看護師として働いていると様々な事情によって、複数回転職をするという方は珍しくはありません。ある方は、学校を出てから大きめの病院に就職した人がいました。そこで働く看護師は比較的年齢が若い方が多く、また厳しい環境で少し分からないことがあって頼ろうとすると叱られてしまう事もあったり。残業もかなり多く私生活をこなす余裕もなく、それらの理由から人間関係や仕事自体にとても疲れていまい、病院を辞めた方がいます。
初めての転職での失敗談
退職と同時に少しのスパンがありまして、その後すぐに就職活動を始めました。以前は大きな病院に行って苦労したので、今度は小さめの老人ホームに応募し、見事に就職出来ましたが、もっと考えてから就職するべきでした。大きい病院はあまりにも固すぎたのですが、こちらはその真逆であまりにもずさんすぎて。。患者様の扱いなども私の価値観からしたらとても耐えられないもので、精神的にこの病院で続けるのは難しいだろうなと思いました。ポリシーの問題ですね。その後やっと3回目の良い病院に巡り合えて、そこでは長く働けています。初めからちゃんとそこがどのような病院なのか、知るべきでした。今思えば、もっとちゃんと調べようと思えば、いまの時代なので情報はたくさん出てきてたんだと思います。
このケースでもっとやるべきだった事は2つ
転職しようとする先の、職場の雰囲気の確認をしなかったことと、現場で働く看護師の人数や年齢層、雰囲気などを確認せずに転職しまった点が失敗したと考えられます。人によって重要視する点は違いますが、多くの場合で働く環境はまず第一に考える人が多いので、この部分は抜け目のないよう、しっかりと見ておきたい点ですね。
自分自身の目的や希望をしっかりと定められなかったケース
今回のケースは看護師として働いてもう4年経っている人のケースです。新しい環境を求めて転職、いま居るのは2つ目の職場なのですが、早くも少々後悔気味。前いたところはそこそこ大きな病院で、他の病院より比較的忙しいほうでした。その代わり、看護師長など人間関係はとても良かったのですが、私自身体力にもあまり自信がなく、仕事後はあまりにも疲れてしまい何も出来なくなっていたので、日に日にそれが溜まりきつくなって、とうとう辞めてしまったんです。それで数か月して他の病院に行ったのですが、配置される人数が少なく、管理体制もどこかしら不安を感じました。人件費を抑えているというか、そのような印象です。もちろん、私も転職して勤務時間が和らいだわけでもなく、それは前と同じくらいだったんです。だったら、まだ忙しいだけだった前の病院が良かったなって思うんです。今は他にも気にすることがたくさん出来てしまいました。
自分の理想は何だったのか。本当に必要な転職か再確認を。
今回のケースの失敗は、ずばり悪い点、この場合だと忙しい日々という点だけで考えてしまい、他の人間関係の良さや、管理体制の優秀さを考えられず、患者に対しての処置も不安で人数も足りない、そんな病院に移ってしまったことでしょう。重大な決断をしなければならない時こそ、一度冷静になり、自分の希望を整理し、また得られた情報を照らしあわせて入念に検討するべきですね。
理想が高く、自信がありすぎて先を見誤ったケース
もともと地元から近い職場で長らく勤務してましたが、環境を新しくしたく、スキルアップも目指したかったので思い切って転職をしました。前回の同じく内科勤務になったのですが、やはり病院が違うので、やり方や段取りの進め方も全然違ってたんです。なのに、誰も手を差し伸べてくれる人もおらず、もう経験者なんだからちゃんとしてください。って言われてるような態度を取られ苦しかったのと、あと葛藤してしまったのは確かに、私自信も経験者なんだから、出来なかったことはないはず。なんて思いこんで強がって、なかなか周りの看護師さんと打ち解けることが出来なかったりと、人間関係に特に悩みました。これなら初めから新人のようにスタート出来るよう、まったく新しい診療科目を選ぶべきだったかも知れませんね。
転職先では、全くの0からのスタートになるという心構え
いくらその診療科目で年月を経たからといって、新しい場所では新人とほぼ同じような状態になりますね。それを教えてくれるのがちょっと気難しい年上でも、はたまた年下の看護師でも低姿勢で、自分は0から再スタートして積み上げなければならないんだという覚悟が足りなかったケースだと思います。今までいた病院は慣れと経験が既に積み重なって自分のポジションも新たに出来ていますが、新しい一歩を踏み出すときは、また新しい環境で新しいものを学びにいくもんだと謙虚になる必要があるかも知れません。